離れた場所に住む息子さんと連絡が取れなくなってしまったご依頼から、発見に至るまでの過程をご紹介します。
現在同様のトラブルに遭われている方はご参考に一読ください。
実際のご相談内容の紹介
息子と連絡が取れなくなってしまった
宮城県 / 女性(60) Mさん
上京した息子と連絡が取れなくなってしまいました。
息子は29歳で、東京の会社に勤めていましたが、3カ月ほど前に退職したそうです。
息子と最後にあった時は、しばらくは手当や貯金で生活すると話していましたが、それから1~2カ月経って連絡をしてみたら音信不通に。息子のアパートの大家さんと警察に連絡をしましたが、未だ手がかりはありません。
引用:メールでのご相談
わかっている情報は、元の勤め先と携帯の番号、アパートの住所のみですが、探していただくことは可能でしょうか?
詳細なヒアリングを実施
よすが総合調査の人探し専門カウンセラーが、Mさんと直接お会いしてご事情を詳しくヒアリングいたしました。
その結果、Mさんご自身も元の勤め先も「退職の理由は分からない」とのこと。
また、失踪した息子さんに借金などはなく、交際相手の話も聞いたことがないとのことでした。
理由や動機が一切不明のため、まずは「照会調査」にて情報を確認する作業から開始しました。
発見までに行なった方法とは
携帯電話や口座の確認
ご両親であるMさんご協力のもと、携帯電話の契約内容や口座に関する情報を確認しました。
携帯に関しては契約が残っていましたが、常に電源が切られている状態で確認できない状況でした。
また口座に関しては、2ヶ月ほど前に貯金が全て引き下ろされていて、残高はゼロの状態でした。
通信機器や口座の動きから失踪人を特定する方法がありますが、今回はその全てが使えない状態であったため、調査は困難を極めました。
徹底した「聞き込み調査」
明らかに情報が不足しているため、「聞き込み調査」を広範囲に実施することになりました。
その対象は、「失踪直前まで住んでいたアパートの関係者」と「元の会社の従業員」です。
2週間ほど時間をかけ、新事実が発覚しました。
アパートの住民より、息子さんが失踪直前に中古車を購入していたことがわかりました。
そこから大家さんや管理会社に連絡をとり、ナンバーと車種を特定することに成功しました。
また、元同僚の男性に聞き込み調査を行なった際に、息子さんは失踪直前にパチンコにはまっていたという証言を得ることができました。
そして無事、発見へ
全情報をもとに、よすが総合調査のネットワークを駆使し、息子さんが住んでいた市から車で移動可能な距離のパチンコ店を重点的に捜索しました。
そして調査開始から1ヶ月、パチンコ店の駐車場で息子さんの車両を発見することが出来ました。
逃走のリスクを考慮した結果、現住所を割り出すため、そこで接触は行わずに素行調査へ移行しました。
張り込みを続けた結果、パチンコ店閉店後、息子さんの車両は同市内の漫画喫茶へ移動し寝泊まりする姿が確認されました。
後日、Mさんからの依頼の元、息子さんと接触を行いました。
そこで「ギャンブルで借金を作ってしまった」ことや、「精神的な問題で会社を辞めてしまった」ことを伺い、両親と連絡を取ると約束を取り付けました。
まとめ
様々な可能性を考慮し、複数の手段を
よすが総合調査では、人探し専門のカウンセラーが様々な可能性を考慮して調査プランを構築します。
今回のケースでは、情報不足と判断されてから、「聞き込み調査」専門の調査員と連携を組み、最短で有力な情報を取得できたことが発見に繋がりました。
実際に捜索を行うためには
まずはお手持ちの情報をまとめて、相談窓口からご連絡ください。
特に行方不明者や失踪人は、失踪から日が浅いほど発見率が高まります。
様子を見たり、ご自身で時間をかけて探しているうちに、重大なトラブルに発展したりする可能性もありますので、一刻も早くご相談ください。