「最近、息子の様子がおかしい」素行調査で分かること・分からないこと
よすが総合調査では、ご家族に関する素行調査のご相談をお受けしています。ただし現在は探偵業法や個人情報保護法の運用が厳格で、「できること」と「できないこと」は明確です。まずはそこを整理します。
ご家族の異変相談は、感情の問題と法制度の制約がぶつかるため、実務上は「行動事実の確認」で止まる場面が多くあります。
SNSや生活変化だけで違法性を断定すると空振りになりやすく、初動で情報を整理しないまま調査を始めると費用だけが先行しがちです。
探偵は事実記録、刑事性の判断は警察、返金請求や法的措置は弁護士という役割分担を前提に進めることが重要です。
実際の相談をご紹介
よすが総合調査に実際に寄せられたご相談に回答いたします。
大阪府 / 男性(50代) Sさん
最近、同居している息子の様子に不安があります。
息子は現在24歳なのですが、2年前に就職してから極端に帰りが遅くなったり、金遣いの荒さが目立ちます。
服装や口調なども以前より荒っぽくなっており、飲酒量も増えました。どうして急に性格が変わったのか知りたいと思っています。
引用元:メールでのご相談
その際はどういった調査が必要で、費用はおいくら位かかるのでしょうか?
※プライバシー保護のため、内容を一部変更しています。
まず理解すべき現実
24歳は法的には完全な成人です。親御様であっても、交友関係の中身や通信履歴、口座情報を取得する権限はありません。ここは感情と法制度がズレやすい部分です。
実務上は「違法行為の兆候があるか」「反社会的関係があるか」「金銭トラブルの兆候があるか」という客観事実の確認で止まることが多いです。性格が変わった理由を心理的に断定することは探偵の業務では扱えません。
実際に行う調査
■尾行・張り込み調査
尾行・張り込み調査は、現在も中心的な手法です。ただし合法範囲に限られます。住居侵入、スマートフォン解析、通信履歴取得などはできません。
公道上や店舗出入り、接触人物の確認など、客観的な行動記録を取得します。実務上はここで止まることが多く、内部情報まで掘ることはできません。
■聞き込み・潜入調査
聞き込み調査や潜入調査は状況により実施します。ただし虚偽身分による重大な信用侵害や違法取得は行いません。
企業内部情報、銀行情報、借入履歴の取得は不可能です。この段階では探偵では扱えないため、法的確認は弁護士領域となります。
費用の考え方(公式料金基準)
現在の料金は時間制・人数別プラン制となっています。例えば尾行・張り込み調査の場合、調査員1名のエコノミープランは4時間まで60,000円(税別)から、2名体制のスタンダードプランは4時間まで120,000円(税別)からとなります。
実際のご相談では「3日連続で長時間」ではなく、まずは4時間×1日など短時間で様子を見るケースが多いです。ここで危険性が確認できなければ延長しません。
正直に申し上げると、何も兆候が出ないケースでは費用だけが増えてしまうため、段階的判断が現実的です。ここは依頼者様と率直に話し合います。
どこまでが探偵で、どこからが他士業か
探偵ができるのは「事実の記録」です。違法性の判断、返金請求、債務整理、告訴は弁護士。刑事性が強い場合は警察案件になります。
早ければできたが今は厳しい、というケースもあります。例えば既に借金が確定し関係者が散っている場合、調査では回収できません。
依頼前に整理しておくと調査精度が上がる情報
ご相談前に、帰宅時刻の変化、立ち寄り先、金銭の増減、連絡が取れない時間帯を時系列でメモしておくと、調査の設計が現実的になります。断片情報のまま「とにかく全部調べたい」と進めると、実務上はここで情報が止まり、空振りの可能性が高くなります。
特に多い失敗は、本人のスマートフォンを無断で確認したり、知人へ感情的に連絡してしまうことです。これらは関係悪化や証拠価値の低下につながるため、やってはいけない行動です。探偵が扱えるのは合法的に取得できる行動情報までで、通信内容そのものはこの段階では探偵では扱えません。
反社会的接触や詐欺性が疑われる場合は、洗脳・マインドコントロール相談の窓口も併用してください。刑事性が強いと判断できる事情が出た時点で警察へ、契約トラブルや返金請求は弁護士へ渡すのが、結果として最短ルートになります。
実際に相談をするには
匿名相談も可能ですが、具体性がないと提案は限定的になります。可能な範囲で事実情報をご準備ください。

よくある質問
費用はどのくらい見ておけばよいですか?
公式料金は時間制・人数別です。最小単位は4時間からが目安となります。ただし延長前提ではなく、段階的に判断することが多いです。
借金の有無まで調べられますか?
銀行口座や信用情報の取得はできません。生活実態からの推測に留まります。法的確認は弁護士対応となります。
どの段階で相談すべきですか?
金銭被害が拡大する前が理想です。ただし単なる生活変化の場合もあるため、初期段階で一度整理相談をされる方が多いです。
警察に相談するケースと探偵に相談するケースの違いは何ですか?
暴力・脅迫・詐欺被害など刑事性がある場合は警察が優先です。一方で、現時点では被害が不明で事実確認が必要な段階では探偵の行動調査が有効です。法的請求や示談交渉に進む局面では弁護士へ接続します。
洗脳・マインドコントロール相談の親ページでは、関連する相談テーマをまとめて確認できます。状況が近い記事を先に読むと、依頼時の情報整理がしやすくなります。
