よすが総合調査は法人様や弁護士事務所様から多くのご依頼をいただいている興信所・探偵事務所です。今回は、企業で採用を予定している内定者について、身辺調査のご相談です。そして実際に調査を行なった流れと結果、費用についてもご紹介しています。
コンプライアンスが重視される昨今、能力や学歴といったステータスだけでなく、性格や人間性についても求められる傾向にあります。些細なことでも、簡単に気付かれるような嘘を付いている場合は、雇用側からするとリスクの一因となってしまうこともあります。
不安な採用前には必ず、専門の探偵や興信所による身辺調査や素行調査を実施することで、リスクを把握する事ができます。少しでも採用者に不審な点がある場合は無料相談窓口までご相談ください。
「企業の採用予定者の身辺調査・ファクトチェック」相談事例
相談内容「採用予定者の経歴や身辺に不安がある」
「企業で人事をしているものです。採用予定者に関して不安があるため、今回ご相談させていただきました。
第二新卒として採用予定のAという男性についてです。
Aは学歴や職歴など能力については申し分なく、実際に面接を行なっても好印象でした。とあるスポーツで世界的に結果を残しているなどのエピソードから、全会一致での採用となりました。
しかし、偶然にも従業員の中にAと同じスポーツをやっていた人物がいたため、Aの採用予定について話をしたところ、そんな人物は全く知らないと言われてしまいました。そのことについて、Aにそれとなく聞いてみたところ、「海外で行なっていたため、証明できるものはないがとにかく本当」とはぐらかされてしまいました。
もちろんAについてはスポーツ採用ではないので、これといって大きな問題ではないですが「嘘を付いているかもしれない」という疑念が残り、採用に関しても不安が生じてしまいます。もしかしたら学歴や職歴なども、全て嘘であるかもしれないとさえ思ってしまいました。
弊社は業種からしてクリーンなイメージが必要不可欠で、コンプライアンスにも特に厳しい内部規定があります。もし、何かトラブルが起きてしまうと、信用回復に多大なるコストが必要となります。できれば事前にリスクとなる事柄を把握しておき、トラブルを未然に防げればと考えております」(東京都 / 30代・男性)
※実際に寄せられたご相談と当社で行った調査内容から、内容を一部改変してご紹介しております。
相談から読み取れる解決ポイントとは
採用予定者のファクトチェックをどこまで行うか
今回のご相談で重要なポイントは「嘘を付いている事がわかればいい」のか「真相を知りたい」のかによって調査内容が変化する点です。
身辺調査やファクトチェックに関しては、まず「照会調査(データベース等に登録されている情報の確認)」を行なった上で、さらに掘り下げる必要がある場合は「聞き込み調査」や「尾行・張り込み調査」の実施となります。
もちろん実働の調査を行えば、どんなことでも徹底的に調べ上げる事ができますが、採用予定者の調査では「照会調査で判明しなければ問題ない」という依頼者様も多くいらっしゃいます。
今回ご依頼の企業様のように、特に嘘が許されない業界の方においては、怪しい点があれば徹底的に確認を行う必要があるでしょう。しかし、嘘の内容が特に問題なさそうであれば、そこまで掘り下げる必要もありません。
そのため、最初から聞き込み調査などは実施せず、照会調査の結果をもとに判断する流れとなりました。
POINT「採用予定者・内定者の身辺調査」一例
・氏名、住所、連絡先、婚姻関係などの情報の真偽
・学歴、出身地、経歴に関して
・隠されている犯罪歴の有無
・交友関係や反社会勢力との繋がりの有無
・SNSアカウントの有無
・特定のコミュニティでの評判、素行について
・その他、性格や傾向、過去のトラブル等……etc
「照会調査」の結果次第で「聞き込み調査」を予定
依頼者と協議の上、採用予定者A氏の学歴、職歴、資格、SNSなどを中心とした「照会調査」を最初に実施することとなりました。加えて、A氏が海外でとあるスポーツを行なっていた件に関する情報も、照会で分かる範囲の調査を行うことになりました。
もしその内容に虚偽があれば、元勤務先や学校などに対する聞き込み調査を、追加で実施する運びとなりました。前段の照会の段階で大きな問題がなければ、そこで調査は終了となります。
差別に繋がる恐れのある調査はお断りする場合があります
よすが総合調査では、採用予定者や内定者の身辺・素行調査について、差別に繋がる恐れのある調査は行いません。調査の前には必ず、ご面談で依頼目的などをお伺いさせていただきます。不正な目的の調査や、目的がない調査などは一部お断りするケースもございますので、予めご了承ください。
「企業の採用予定者の身辺調査・ファクトチェック」調査の実例
採用予定者の照会調査の結果
ご依頼内容をもとに、採用予定者A氏に関する情報の照会調査を実施しました。
通常、照会調査は3〜10日前後で結果が判明しますが、今回は複数項の照会を同時に実施したため2週間前後でのご報告となりました。結果は以下の通りとなります。
■情報照会調査(※実際の報告書とは異なります)
【対象者】 A氏(男性)
【調査結果】
・対象者の学歴について → 事前情報と相違ありません。
・対象者の職歴について → 一部相違あり。
対象者が申告していた部署「○○○○」
実際に在籍していた部署「××××」
・対象者の所持資格について → 事前情報と相違ありません。
・対象者のSNSアカウントについて
2件のアカウントが判明いたしました。(略)
・対象者の海外におけるスポーツの実績について
事前情報に記載の内容は存在しませんでした。(略)
調査終了後の流れ
今回の調査結果を、報告書として依頼者に提出いたしました。
採用予定であったA氏については、いくつかの虚偽が判明したものの、採用自体の見送りにはなりませんでした。
依頼者様いわく、この事実を本人に伝えた上で是正を促すことにより、正直に勤めてくれるのではないかと期待したいとのことでした。実際に軽微な嘘であり、本人のスキルや志望動機自体には嘘偽りがないものであった事が認められたため、今回の様な結末となりました。
採用者の身辺調査にかかった費用とは
今回は依頼者提供情報をもとに照会調査を行い、トータルの費用は成功報酬と割引を含めて約25万円となりました。
上記はあくまでも本件に関しての金額となります。同様の調査をお考えの方、詳細なお見積もりが必要な方はご相談ください。
まとめ
採用予定者の身辺調査をお考えの方は
今回は、企業様からのご依頼で行なった、採用予定者に関する身辺調査のご紹介を行いました。
この様な身辺調査やファクトチェックに関する調査は、現在お問い合わせが増加している内容でもあります。同様のトラブルをお考えの方は、参考にしてただけると幸いです。
本調査については、よすが総合調査が行う「照会調査」を用いて、真偽の程を確認する内容となっています。
これ以外にも、実際に尾行や張り込みを行なったり、聞き込みや潜入をして調べることも可能です。
今回取り上げた様なスポーツの実績などについては、もし嘘だとしても大きな問題になりにくい情報のため、簡単な照会調査の実施が最適でしょう。一方、反社会勢力との繋がりや違法行為の類については、実地の調査で徹底的に調べる必要があるかと存じます。
この様に、ご不安に合わせて最適な調査をアドバイスいたしますので、採用予定者についてご不安がある場合は専門家までご相談ください。
採用予定者・内定者に関する身辺調査の無料相談窓口
よすが総合調査では、身辺調査や素行調査のご相談・ご依頼が24時間365日いつでも可能です。
相談方法は、フリーダイヤル、メール、ご面談(完全予約制・全国対応)が、どなたでも全て無料でご利用いただけます。