物件の周辺環境に問題があれば生活は台無しに
引っ越しや新居の購入において、物件の近隣住民を含めた地域一帯の周辺環境の確認はとても重要です。
どんなに素晴らしい物件でも、周辺環境の確認を怠ってしまうと、新生活を始めてから予想外のトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。
しかし、物件選びは立地や価格などの条件にどうしても目が行ってしまい、そういった周辺環境の確認が疎かになってしまうことが多々あります。
不動産屋が提出する物件周辺状況等報告書などには記載されない・記載できないような情報の中にも生活への影響が大きいトラブルの種は存在します。
仮に周辺環境に問題が見つかったとしても、物件を諦めるというだけでなく、情報を把握しておくことでトラブルを回避する、ということも可能になります。
確認するべき物件の周辺環境
近隣住民との間に起きるトラブルは様々です。
騒音
もっとも頻発するトラブルになります。
夜勤などがあり日中に就寝する人や、乳児を養育している人などは特に注意を払うべき項目かと思います。
生活音による騒音
洗濯や掃除などによって引き起こされる音は時間帯によっては騒音トラブルに発展することがあります。また集合住宅では階段や廊下などの共用部分での歩行音が問題になることもあります。音量もそうですが、生活時間帯のズレている近隣住民がいると早朝や深夜などでの生活音が気になってくる場合があるので注意が必要です。
子供が引き起こす騒音
子供は大なり小なり騒音を起こすものですが、保護者がそれを良しとしている場合にトラブルに発展しやすいです。近隣の子供たちの遊び場の位置や、登下校時間帯の様子などを確認することである程度把握することが可能となります。
その他の騒音
犬の遠吠えや野良猫の鳴き声などが問題になることがあります。楽器や音楽などは音量がエスカレートしやすく、発信源の人物自体も気づいてない場合が多いです。また改造車両・バイクのアイドリングの音や、暴走族の通り道が近い場合など、騒音問題は多岐にわたるため、詳細なチェックが必要となります。
異臭
ゴミ屋敷や不衛生な人間はわかりやすいですが、ゴミ出しにおいて生ゴミなどを捨てるタイミングがルーズな人間がいると夏場などでの腐敗臭、カラスなどの鳥害が起こることがあります。またペットによる糞尿の処理をきちんとしない飼い主がいる場合、それらが問題となります。中にはペットとしてではなく、無作為に野良猫や鳩などに餌を与え、周囲に迷惑を掛ける人間もいます。
民度
近隣に俗に言う荒れている学校がある場合、学生たちが周囲にトラブルを起こすことがあります。また、子育て世代の方にとっては、自身の子供がそういった雰囲気に流されて非行に走る可能性が高くなることが統計的な事実でもあります。
また付近の繁華街の様子も外せない要素です。近寄らなければ特に問題はありませんが、生活圏内の中にあまりよろしくない雰囲気の繁華街がある場合、注意を払う必要があります。
繁華街は交通が充実している場所で発展しているため、登下校・通勤時に接する場合が多くなります。
一人暮らしの学生などは常に何らかの誘いを受けることも少なくありません。大学進学の際の物件選びの際にも確認することで不本意な声掛けを避けることができます。
自治会・町内会
自治会や町内会は影響力を失いつつありますが、地域によっては未だに幅を利かせていることがあります。高額な会費もそうですが、若い世帯に対して、過度な活動を要求するケースもあります。無視も一つの手ではありますが、陰湿な嫌がらせに発展するケースもあります。
トラブルを起こす人物との接触を避ける
極端な話ですがご近所トラブルから殺人事件に発展したケースも多く見受けられます。トラブルの原因が些細なものであっても、対応を誤ると深刻な結果を引き起こすことがあります。上記のようなトラブルを避けるためには、物件を検討するときに情報を把握しておくことが肝要です。
よすが総合調査では物件の周辺環境の調査、ご近所トラブルの解決を行っています。
よすが総合調査では物件購入・引っ越しの際の周辺環境の調査を行っております。また、実際にご近所トラブルが起きてしまった場合での解決までのトータルサポートを行っております。些細な不安でも結構です。事態が深刻化する前にぜひご相談ください。