ある日突然、娘さんと連絡が取れなくなり行方が分からなくなってしまったご相談と、実際に見つかった際の解決法をご紹介いたします。
現在同様のトラブルに遭われている方は、是非ご参考にしてください。
実際にあった相談内容
娘がある日突然、失踪してしまった
よすが総合調査の相談窓口に、このようなご相談が寄せられました。
埼玉県 / 男性(53) Kさん
都内で一人暮らしする娘と連絡が取れなくなってしまいました。
娘は現在23歳で、新卒で都内の会社に勤めていて、会社の近くである文京区に一人暮らししていました。
妻は、娘と月に数回LINEでのやり取りをしていましたが、2ヶ月ほど前からあまり返信がこなくなり不安になっていました。先月、娘のアパートより家賃滞納の連絡が来たため、娘本人に電話をしたところ繋がらなくなっていました。そこで娘の家を確認しに行ったところ、荷物はそのまま本人の姿はありませんでした。
すぐに警察へ届けを出して、娘の勤め先の会社に連絡したところ、会社は先月末で退職していたとの事でした。
警察の捜査では未だに見つからず、連絡も通じない状態なので、調査をご依頼したく連絡いたしました。
引用:メールでのご相談
面談で更に詳細な情報をヒアリング
人探し専門のカウンセラーがKさんご夫妻と面談を行い、更に詳細な情報を伺いました。
それによると、
- 最後に会った時はとくに不審な様子は感じなかった
- 異性や交友関係については、入社してから何も分からない
- 室内は綺麗なままだが、下着や靴などが減っていた
- 郵便物はチラシのみが溜まっていた
- 携帯電話は番号が変えられていて、LINEはブロックされている
- 通帳や財布なども部屋からなくなっていた
との事でした。
以上の情報を元に、カウンセラーと調査部が調査方法を検討し、実際に調査を行いました。
発見のために行った調査の内容
1. 娘さんの自宅周辺の聞き込み調査
娘さんが最後に住んでいた場所がアパートタイプの賃貸だったため、周囲の方に聞き込み調査を行いました。
それによると、失踪直前に人の出入りが頻繁にあった事と、現在もたまに人が来ているようだという証言を得ることができました。
2. 娘さんの自宅の張り込み調査
上記の証言を元に、娘さんの自宅に出入りする人物を確認するため、一定期間の張り込み調査を行いました。
そこで、娘さんのアパートに手紙を取りに来る男性の姿を確認したため、そのまま尾行調査を行い、男性の身元を特定しました。
3. 男性自宅の張り込み・聞き込み調査
この男性が娘さんの失踪に関与している可能性が非常に高いため、男性自宅の張り込み調査を行いましたが、娘さん本人が現れる様子は確認できませんでした。そのため、依頼者(ご両親)の許可を得て、男性に接触し事情を聞くことになりました。
それによると、この男性は娘さんの交際相手で、一時はこの男性宅で同居していたこともあるとの事でした。
しかし、娘さんが再就職が決まり、現在は今勤めている会社の社員寮に引っ越したとの事です。
娘さんは、何らかの理由で会社を退職したことが親に話せず、それを隠したまま交際相手の家に逃げたとの内容でした。
調査結果とその後
娘さん本人と連絡を
交際相手の男性経由で、調査員が娘さんと連絡を取ることに成功しました。
そこで、現在の勤め先などの情報をご両親に教えない代わりに、定期的に連絡を取る旨を約束をしました。
その後、実際に依頼者であるご両親の元に、娘さんから連絡が来たとのご報告がありました。
ご両親としては、現状を詳細に知りたいというお気持ちがあったそうですが、ひとまず発見できたことと、元気であることが分かったため、今後はそっと見守るようにするとの事でした。
まとめ
今回の調査でのポイントとは
娘さん本人に、失踪を手助けする協力者がいたことが、逆に発見に繋がることとなりました。
郵便物からの調査や、会社への聞き込みなど、調査を行う先を間違えてしまうと、発見まで遠回りになってしまっていたため、最短距離で発見に繋がった例としてご紹介させていただきました。
実際に調査を依頼するには
今回のケースでは、失踪から時間が経ってアパートの近隣住民が入れ替わってしまったり、郵便物が届かなくなってからでは発見に至りませんでした。
失踪や行方不明トラブルは、初動のスピードが命です。
もし同様のトラブルをお抱えの際は、1日でも早く発見できるよう、専門家までご相談ください。